2012年01月12日
今年やるべきこと
今年は1年を通して準備することが多いような気がします。
先を見越しての行動、行動した前後に何が起こるか…。
利用者さんに迷惑をかけない。できることは自分から進んで行動する。
基本的なところを怠らないように引き締めていこう。
益満
先を見越しての行動、行動した前後に何が起こるか…。
利用者さんに迷惑をかけない。できることは自分から進んで行動する。
基本的なところを怠らないように引き締めていこう。
益満
2012年01月12日
トホホな本質。
単純な計算問題をひとつ。
《問題:バットとボールはセットで1ドル10セントします。バットはボールより1ドル高いです。ボールはいくらですか?》
こんにちは、津田です。
『大多数の人は、すばやく自信を持って、ボールは10セントだと答える。しかしこれは間違いだ。正しい答えはボールが5セントで、バットが1ドル5セントというものだ。興味深いことに、高等教育を受けていても事態はあまり変わらない。ハーバードやプリンストン、マサチューセッツ工科大学の学生たちも、50%以上が間違った答えを出してくる。』
と、この問題を50年にわたり問い続けたノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のダニエル・カーネマン教授が説いています。
う〜ん。。。
確かに冷静に計算してみると
(1+x)+x=1.1
2x=1.1-1
x=(1.1-1)/2
x=0.05
よって0.05ドル=5セント。
もっと単純に、
1.05+0.05=1.1
でも、よく解ります。
まぁ私もまんまと間違えてしまったのですが、私みたいな凡人は良いとして何故、こんなに単純な計算問題を、しかも超有名大学の半数以上の学生までもが簡単に間違えてしまうのか…不思議です。
原因はズバリ
『自信過剰』
だそうです。
『意思決定においてわれわれが間違いをおかすことにつながるバイアスのひとつに「自信過剰バイアス」[overconfidence bias:現実以上に自分が周囲の情報を十分把握していると考え、また自分のスキルに現実以上に自信を持つ傾向]というのがあり、不確かな状況に直面したとき、人間は情報を丹念に評価したり、関連のある統計データを調べたりしない』
のだそうで、
『代わりに、「知的ショートカット」(mental short cuts)に判断をゆだねるのだが、そのせいで、しばしば馬鹿げた判断を下すことになる』らしいのです。
また、
『このショートカットは、検討を速く行うというわけではなく、検討をまったくやめてしまうというものだ』
『自信過剰は、われわれが必要なリスクをとるための原動力となってくれる面もあるだろうが、〜中略〜 基本的には、危険な(そして高くつく)幻想でしかないのだ。人間は自分を 〜中略〜 理性という特別な力を授かっていると思いたがる。しかし、カーネマン氏の簡単な実験が明らかにしたように、人間の思考は理性的というにはほど遠く、習慣に頼ってばかりで、しかもそれはほとんどの場合、われわれを誤った方向へと導いている。』
と結んでいます。
なるほど、人は本能的に自信過剰になりやすく、またそうなるほどに周りや自己を見失い、思考停止に陥りかえって失敗を招きやすい、ということでしょうか。
今年中にやるべき事。
自説に固執して思考停止になる前に物事を常に客観的かつ謙虚に捉え、円滑な思考を保つ。
すなわち利用者目線に撤する。
と自分に戒めたいと思います。
ま、今年に限らず…当たり前の事ですけどね。
参考:《「人間の非合理性」を科学する WIRED.jp 世界最強の「テクノ」ジャーナリズム 》
《問題:バットとボールはセットで1ドル10セントします。バットはボールより1ドル高いです。ボールはいくらですか?》
こんにちは、津田です。
『大多数の人は、すばやく自信を持って、ボールは10セントだと答える。しかしこれは間違いだ。正しい答えはボールが5セントで、バットが1ドル5セントというものだ。興味深いことに、高等教育を受けていても事態はあまり変わらない。ハーバードやプリンストン、マサチューセッツ工科大学の学生たちも、50%以上が間違った答えを出してくる。』
と、この問題を50年にわたり問い続けたノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のダニエル・カーネマン教授が説いています。
う〜ん。。。
確かに冷静に計算してみると
(1+x)+x=1.1
2x=1.1-1
x=(1.1-1)/2
x=0.05
よって0.05ドル=5セント。
もっと単純に、
1.05+0.05=1.1
でも、よく解ります。
まぁ私もまんまと間違えてしまったのですが、私みたいな凡人は良いとして何故、こんなに単純な計算問題を、しかも超有名大学の半数以上の学生までもが簡単に間違えてしまうのか…不思議です。
原因はズバリ
『自信過剰』
だそうです。
『意思決定においてわれわれが間違いをおかすことにつながるバイアスのひとつに「自信過剰バイアス」[overconfidence bias:現実以上に自分が周囲の情報を十分把握していると考え、また自分のスキルに現実以上に自信を持つ傾向]というのがあり、不確かな状況に直面したとき、人間は情報を丹念に評価したり、関連のある統計データを調べたりしない』
のだそうで、
『代わりに、「知的ショートカット」(mental short cuts)に判断をゆだねるのだが、そのせいで、しばしば馬鹿げた判断を下すことになる』らしいのです。
また、
『このショートカットは、検討を速く行うというわけではなく、検討をまったくやめてしまうというものだ』
『自信過剰は、われわれが必要なリスクをとるための原動力となってくれる面もあるだろうが、〜中略〜 基本的には、危険な(そして高くつく)幻想でしかないのだ。人間は自分を 〜中略〜 理性という特別な力を授かっていると思いたがる。しかし、カーネマン氏の簡単な実験が明らかにしたように、人間の思考は理性的というにはほど遠く、習慣に頼ってばかりで、しかもそれはほとんどの場合、われわれを誤った方向へと導いている。』
と結んでいます。
なるほど、人は本能的に自信過剰になりやすく、またそうなるほどに周りや自己を見失い、思考停止に陥りかえって失敗を招きやすい、ということでしょうか。
今年中にやるべき事。
自説に固執して思考停止になる前に物事を常に客観的かつ謙虚に捉え、円滑な思考を保つ。
すなわち利用者目線に撤する。
と自分に戒めたいと思います。
ま、今年に限らず…当たり前の事ですけどね。
参考:《「人間の非合理性」を科学する WIRED.jp 世界最強の「テクノ」ジャーナリズム 》