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Posted by みやchan運営事務局  at 

2013年07月18日

ほわい。

『ぜんぜんだめ。』

訪問日変更に伴い担当から外れていましたが、振替でタイミングが合い久しぶり伺った利用者さん。

元気やった?の問いに浮かない表情でそう応えます。

こんにちは津田です。

脳卒中後遺症、右片麻痺。
若干の構音障害がありますが、こちらが注意していればコミニュケーションは問題無い程度。

引き継ぎにて最近歩いてくれないんですよとの情報があったとおり、施術記録を見ても、今月に入ってから立位動作を行った様子はありません。

『最近どしたの?歩いてないみたいやけど』

『ほわい。』

やはりそうですか。

簡単に足部の知覚をテストしてみると、どうも指の位置関係が分からないなどといった部分的な失認と、同時に足底圧覚の鈍麻などがあるようです。

ヒトに限らず、地上で暮らす全ての動物は宙にぶら下がったままの足で身体は支えて立つことは出来ません。

てのは別にごく当たり前のお話ですが、逆に言えば、接地面があってこそ初めてその姿勢保持に必要な筋出力が発生させることが出来ると言えます。

なら、仮に接地してあったとしてもそれを認識出来なかったとしたら。

装具を着けたとしても所詮は道具。

そこまでカバーはしてくれませんし、それでどんなに立て歩けと理屈を並べてもなかなか理解は得られません。

つまり、ほわい(恐い)のです。

接地面の感覚情報がある程度適切に伝われば、それは安全であるといった保障が得られます。

『立ちましょか?』

の提案に、

『いや、歩く。』

ニヤッといたずらっぽく笑うその表情に、普段のAさんらしさがうかがえました。

有り難いひとコマでした。

  


Posted by 自立援助協会スタッフ  at 23:33Comments(0)

2013年07月18日

気になる一言。

入社してから何人かの施術者さん達と同行させて頂きました。

そこで利用者さんが施術者さんに必ず言われてることが「あんたが一番好き。ずっとあんたにしてもらいたい。」という言葉です。

利用者さんと施術者さんとの信頼関係がわかり、とても素敵な言葉だと感じました。

人と密に接する仕事なので、人間関係が難しい時もあると思いますけど、そう言ってもらえるような人間関係が築けたらいいなと思います。

谷口

  


Posted by 自立援助協会スタッフ  at 23:14Comments(0)