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Posted by みやchan運営事務局  at 

2013年11月14日

この仕事に就いて良かったこと

以前は高齢者の領域で働いてました。

昔話や色々な知恵を教えて頂き、たくさんパワーをもらっていました。


今は初めて小児の領域で働いて、子供のはまっていることを一緒に遊んだり、子供の目線からの考え方を知ったりと、高齢者とは違ったパワーをもらっています。


この仕事に就いて、高齢者と小児の違った領域を比べながら困惑しつつも、毎日違った発見があり、たくさんの事を学ぶことができ良かったと感じます。

谷口


  


Posted by 自立援助協会スタッフ  at 23:00Comments(0)

2013年11月14日

焼き魚。

『もう〜私が死んだらどうするの!』

味噌汁の仕上げを頼まれていたのは良いのですが、肝腎な味噌のありかが分からずにほかっといたら、こう妻に一喝されました。

こんにちは、津田です。

『そんときゃ買うわ!』

そううそぶきながら、入社間もない頃に伺ったあるお宅の事を思い出します。

バイク事故による脊髄損傷。

車椅子での生活を余儀なくされていますが、このご家庭における介護の基本姿勢はあくまで自立。

物理的に不可能な場合を除き、移乗も、トイレも、ちょっとした階段までも全て自分自身で解決するということ。

当然、奥さんの帰りが遅い場合は炊事も自立。

『何か焦げてない?』

奥さんが帰られたが早いか、みんなで一斉に台所へ。

『もぉ〜また焦げちょるが!!あんた、私が死んだらどうすっと!?』

オーブンに魚をセットした直後に私が訪問したため、つい忘れてしまったようです。

皆で腹を抱えて笑い、そして月日がたち、その奥さんが癌のため早逝されました。

『もう良いかぁ?私、もう頑張れん。主人が心配やけど、もう頑張れんとよ』

私が駆けつけたときには既に意識はなく、ご親族に最後、こう告げられたと聞かされます。

この業務に携わり、様々な人、家族に出会い、家庭の暖かさや介護の厳しさ、生の喜びや死の辛さなど、言葉では言い表せられないほどの場面を経験させて頂いています。

これはある意味、利用者方の自己犠牲の上で学ばせて頂いているようなもので、そのような掛け替えのない瞬間を積み重ねて初めて現在の私があるのだなと切に思います。

そんなことを考える度、この仕事に携われて良かったなと、そう思います。

  


Posted by 自立援助協会スタッフ  at 22:12Comments(0)