♪自立援助協会スタッフブログ♪

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児童ディに来ている子どもには、頭や髪の毛を触られるのが苦手な子がいます。

そのため、お風呂に入るのに一苦労だそうです。

嫌なことを、行うのは心苦しく感じますが、清潔であるためにも必要なことです。

ただ洗うだけでなく、石鹸で泡立ててあそんだり、お風呂に入った後のご褒美等、嫌いなことでも、違う観点から楽しみを見つけ、お風呂はきもちいこと知ってもらえたらいいなあと思いました。

谷口

  

『昨日、一時的に急変して…』

ある時、施設スタッフから心配そうな趣で報告を頂いたことがあります。

こんにちは、津田です。

脳挫傷による後遺症、四肢麻痺をはじめ重度の高次脳機能障害。

声掛けに反応乏しく、自発運動は上肢で顔を掻く程度。それもどちらかと言えば粗大で、ハッキリとした意思のもと運動しているかどうかは解りません。

それでも出来ることならと端座位の保持を積極的に行っていた頃。

夕方入浴の際に、いきなり顔面蒼白、頻脈に低血圧、多汗など一気にその様態が変わり、職員さんもずいぶんと慌てたようです。

幸いその後、同じような症状が数回あったものの、いづれもすぐに安定する事から、Dr.からも様子見の指示があった程度で落ち着きました。

それでも。

『10分。これがリミットよ』

私が施術に入った際に持続できる座位時間が約15分。

これを見て、施設のナースが入浴にかける最大の時間を提案したそうです。

理由は、

『清拭よりもやっぱりお風呂に入って欲しい』

脱衣から始まり、洗浄、シャワー、着衣まで。

秒単位のシミュレーションを重ね、何度も何度もスタッフ総出で練習を重ねます。

生活の質を考えたとき、命のリスクを承知しながらも絶対に乗り越えるんだと、その気迫に圧倒されました。

現在でも伺う度に、その場に私も参加できたこと、心から感謝しています。