スポンサーリンク


上記の広告は一定期間更新のないブログに表示されます。新しい記事を書く事で広告が消す事ができます。

  

Posted by みやchan運営事務局  at 

2015年04月02日

いよいよ4月になり桜も綺麗に満開になりました。

利用者さんも花見に良く行かれている様です。

皆さん桜が綺麗だったと話してくれます。

その嬉しそうな顔を見ると「やっぱ春は良いなぁ」と思いました。

iPhoneから送信
  


Posted by 自立援助協会スタッフ  at 23:14Comments(0)

2015年04月02日

刻の共有。

『厳命です、治して下さい!』

なにやら物々しい様相でそう切り出すのは、施設長兼ケアマネさん。

こんにちは、津田です。

ここ数ヶ月で入居者に数名の転倒者が続き、それぞれ大腿骨頚部骨折等で入院させてしまったとか。

そのうちの1名が退院したものの、すでに寝たきり状態なため、お試し依頼の相談と同時に先ほどの厳命を頂きました。

『わたしゃ歩けるよ!?何言いよっとね!』

部屋に案内されケアマネさんが私を紹介した瞬間、臥床のままでいきなり戦闘モード。

実はこの方、認知機能、とりわけ記銘力の低下が著しく、ケアマネさん曰わく『5分前の事も覚えてない』とのこと。

馬鹿にするなとばかりに強い口調でまくし立てます。

『じゃ歩いてみせてよ?』
とケアマネさん。

『いやじゃめんどくさい!帰れ!!』

…まあまあ(^_^;)

よほど切羽詰まっているのか、その対応はさておき元々自尊心の強い方。

腹が立つ要因を忘れても、害した気分はそう簡単には治まりません。

あれから数ヶ月。

『わぁ~見事じゃ!良かったぁ歩けるうちにまた観れて!』

敷地内にある広い駐車場の片隅に存在感を見せ付ける大きな桜。

軽介助の散歩にて、2人で見上げる満開の美しく咲き誇る桜の木に見取れてこぼれる笑顔。

歩けなかった事など、また花見をしたことでさえ5分後のその方の《史実》にはありません。

しかしこうして一緒に春の到来を通じて、桜同様、儚くも未来に向かう刻の共有が出来たことにひっそりと感謝したいと思います。

さて、安全に『徘徊』ができるまで、やることは山ほどあります。
  


Posted by 自立援助協会スタッフ  at 22:50Comments(0)