♪自立援助協会スタッフブログ♪

『空気になれ！』　　

以前、整体院に住み込みで勉強させて頂いていた時、院長の身体を借りて練習をしていた時に、そう言われた事がありました。

こんにちは、津田です。

理由は
『他人にすすんで触られたいと思う人はいないから』

だから空気のように手のチカラを完全に抜きなさいと、うまくいかない私に『何で解らんか！』などと毎日怒鳴られていたのを思い出します。

『壁になれ！』

他人に見られたい患者はいないから、施術を見たけりゃ気配を消せと、これもまた毎日12時間くらい立ちっぱなしで身動きひとつ赦されなかった事もありました。

『空気』と『壁』

無理やろ。

死んだら空気にでもなったるわと、教えていただく身でありながら当時は完全に思考停止状態。

それから数年後、あるＰＴの方にうつ伏せで私のふくらはぎを触って頂いたとき、指が数本第２関節あたりまで沈んでいるのに触れられている事すら気付かなかった事がありました。

なんて浅はかだったんだ…

自分の理解の範囲内でしかモノを考えず、それを超えたら思考停止で否定に走る。

まさにバカの極地です。

残念ながらまだまだそのお二人のような境地に立てていない自分を恥じながら、懐かしくもあり、永遠のテーマでもあり。。。

そしていつになってもあの愚かで身の程知らずな自分を思い出し、広く深い思考で物事を捉える努力をする事が、院長への最低限の恩返しかなと今改めて身に染みます。

『空気』と『壁』になる。

出来れば生まれ変わる前に、私も利用者に対しそうやって結果を出していきたいと考えています。