2013年01月31日

たかが、自分。

その昔、母や近所のおばさん達が良く言っていた『おかげさま』。

馴染み深いからか、私もつい使うことが多いこの言葉。

最近はほとんど耳にしなくなったようだとラジオで話題になりました。

こんにちは、津田です。

今、周りを見渡すと実に様々なモノに囲まれているのに気付きます。

しかしそれらを使いこなす事は出来ても何ひとつ自分で作る事が出来ません。

数年前、北野武氏が対談で、

『オイラたち、稀に出てくる天才に乗っかって、その恩恵にあずかってるだけなんだよな。その積み重ねがこうして豊かにしてるだけであって、決して現代人だから賢いってワケじゃ無ぇんだ』

そう言っていたのを思い出します。

シャツ一枚から毛布一枚をとっても、24時間365日全く他人さまの関与なしで生活するのは私にはまず不可能。

そう、どこを見ても『自分のおかげ』といえるようなものは無く、逆に『おかげさま』と言える事ばかりに気付きます。

そう考えたら何事も本当に有り難いし、いつの間にか謙虚な気持ちが湧いてくる。

仮にその事を忘れ、俺が俺がの精神では己の過信を生み視野も狭まり、多分、心からの謙虚さや感謝などは出てこない。

そう考えたらこの『おかげさま』、感謝の気持ちを自然に表すとても大切な言葉のように思います。

利用者、仲間、家族にしかり。

心構え、というより社会の一員として当たり前のことですが、この気持ちを忘れずに、恥ずかしくないオトナであるよう心掛けたいと思います。




Posted by 自立援助協会スタッフ  at 22:46 │Comments(0)

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