2013年09月26日

啓示。

7月公開の、ある映画を観てきました。

こんにちは、津田です。

その映画は二面性があり、矛盾も多く、時間と空間もごちゃ混ぜな描写で、しかも説明がない。

アタマの中を整理しながら観るヒマもなく、慣れるまでずっと戸惑っていた。

正直な感想です。

でも何故か涙が止まらず、見終わった後には思考停止のまま席を立ち、半ば呆れ顔の妻。

理解はとうてい出来ないけども、でもどことなく感性に響くといったような不思議な感覚のまま、この映画の自分なりの解釈が得られるまで4日かかりました。

それは、夢と残酷、決意と覚悟、出会いと宿命、そして生き方。

無秩序に散りばめられたこれらの要素をつなぎ合わせてようやく見えてくる作り手の想い。

人という生き物の併せ持つ二面性と矛盾をダイレクトに、そして正直にぶつけて形にするとこの様な作品になるのかなと、この監督の才能に改めて驚かされます。


『歩けるようになりたいとよ』

でも、

『リハビリはしたくないとよ』


職員を困らせている利用者さん。

その心理の奥にある『何か』を読みとることが出来れば、前向きな発想を引き寄せられるかも知れない。

『問題はもっと深く、広く、遠くにある』

この映画の解釈のヒントとなったあるシーンの主人公のセリフ。

それは、迷い、悩み、答えが見つからないとき、私の脳裏をよぎります。

この夏を振り返って、この様な良作に恵まれたことに感謝です。




Posted by 自立援助協会スタッフ  at 21:59 │Comments(0)

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