2013年12月26日

トホホ…?

『無理して入れんでもいいが。ちっとくらいあんた来んでも平気よ♪』

祝日の振替を案内した際、トホホな事にそう言われました。

こんにちは、津田です。

遡ること十数年前。

腰から先が痺れるようになった利用者さん。

頸椎と腰椎に異常があるかもと手術をしたが改善されず、次第に両脚が脱力。

とある整体に通った挙げ句、『ブチッ』の音と共に全く立てなくなってしまった。

話を要約すると、そういうことだそうです。

以来、訪問リハビリで猛特訓を繰り返し、両腕のみでの移乗動作を獲得。

しかしその代償か、激しい肩の痛みが伴うようになり、担当のケアマネージャーさんの提案で弊社利用の運びとなりました。


痛みの改善に伴い、後に好きな編み物が出来た、ミシンが出来た、肩が挙がりカーテンを閉めれた、巻き寿司の仕込みが出来たなどの生活行為の幅が広がってきます。

そして今日、正月料理に挑戦すると実に張り切っておられ、その後は?の問いに、

『おかげで何でも出来るようになってきた♪やりたいことを探すのが大変じゃ(´▽`)』

だそうです。

時に主訴は、症状改善にとどまらず『出来たら良いな』を語られることも少なくありません。

《利用者さんに夢と笑顔を》

自立を考えたとき、振替のひとつやふたつ拒否されるというのは、むしろ願ってもないこと。

沢山の『良かったね!』を積み重ねていく大切さを学んだ気がします。





Posted by 自立援助協会スタッフ  at 22:55 │Comments(0)

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