2009年12月05日

12月5日のブログ

新型インフルエンザが猛威を振っていますが、12月に入ってそろそろ嘔吐下痢症(ノロウィルスやアデノウィルス)も心配になってきました。ところで最近は高齢者の死亡原因の一つに「肺炎」が多くみられるようになってきましたが、その肺炎のうち大半は「誤嚥性肺炎」によるものだそうです。
「誤嚥性肺炎」とは、食物や水分が誤って気管に入ってしまい、肺が炎症を起こすことですが、その中でも誤嚥したら即命に関るものは、嘔吐した大量の胃内容物の誤嚥です。
「呼吸促進症候群」または「メンデルゾーン症候群」とも言われます。胃酸を含む消化液と細菌の繁殖した食物が一気に気管に入りショック症状を起こし、生命の危機に陥ります。高齢者の方の体調不良時は、嘔吐に注意しましょう。
「誤嚥」と「むせ込み」の違いってわかりますか?
同じ意味で理解されて使われていることが多いようです。しかし誤嚥、むせ込みは似ているようで同じ意味ではありません。
誤嚥は、口から咽頭、食道を通って胃に運ばれるべき食物が誤って気管に入ってしまうこと(誤飲は食物でないものを飲み込んでしまうこと、異物誤飲のこと)
むせ込みは、気管の中に食物や液体が入った時に、それを排出しようとして起こる咳反射のことをいいます。
つまり気管に食物等が入った場合でも、咳反射でしっかり排出できていれば誤嚥ではなく、食物でのむせ込みということになります。(マメ知識でした。)

施術者 tana



Posted by 自立援助協会スタッフ  at 15:31 │Comments(0)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


削除
12月5日のブログ
    コメント(0)