2010年08月24日

継続→変化

「98歳の妊娠 宅老所よりあい物語」(雲母書房)より抜粋したものです。

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介護の基本は「一緒にすごす」ということだと思うのです。「介護」の名の下に、先手先手でいろいろなことを準備したり、自分たちの尺度や価値観で、お年寄りの生活を仕切るなどということはとてもおこがましいし、「いたらんこと」という気がします。

「ぼける」というのは、老いていく過程で自然に起こってくることだと思います。
ぼけを特別な病気だと位置付けてしまうと、特別な施設をつくって、特別な治療を工夫して、特別な医療と訓練と薬でますますぼけの世界に追い込んでいく、ということになりかねません。

ぼけの世界を受け入れて一緒に楽しむほうが、記憶の混乱した人をより混乱に追い込んでいくよりは、はるかにましなのではないかと思います。

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施設経営者が書かれた本をよく読んでいます。

利用者さんを取り巻く環境を勉強していくことは非常に大事なことで、あてずっぽで環境を判断してはいけないと思います。

仕事する上で必要な仕込みの部分を「継続」していくことは、自分が「変化」していくために必要なことだと思います。

まえむ〜



Posted by 自立援助協会スタッフ  at 05:38 │Comments(0)

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