2011年03月10日

看護師長さんの面接の時間

訪問看護師 下川ですスマイル

私が看護師になって数年しか経っていない頃の話ですが、私と同じ位の経験年数で
看護師のお手本と思えるほどの看護師がいました。その人の記録ひとつ見ても、
看護計画もレポートも完璧。また仕事も正確で丁寧な上に速かったのです。
どんな仕事もそつなくこなし、患者様にも慕われ信頼されていましたし、緊急時にも即対応でき、
スタッフ間でのコミュニケーションも上手くとれていました。

私はその看護師と一緒に仕事をしていて、その人の後ろ姿に憧れつつも、彼女と自分の違いを感じて
コンプレックスの塊になり、どんなに頑張っても彼女にはなれるはずもなく・・・自分は全然だめだなと
自信喪失していました。そんな状態にありながら、先輩にも相談できず、そのくせ自分が
周りにどう思われているのかは、内心ひどく気になっていました。

年に数回ある看護師長さんとの面接の時、私は師長さんに正直な気持ちを表出しました。
私の話を聞いて「自分が手本にしたいと思い、良いところをマネして努力するのは良いことだけども
あなた自身が彼女になる必要もないし、決してなれるものではないのよ。それぞれに良いところが
あるんだから、自分のカラーを活かしてあなたらしい看護師として成長してほしいと思っている。
もう少し自分自身も評価してあげて、卑下しすぎていては辛くなるだけだし、そのマイナスの感情を
持ったまま、貴方は患者様のところで良い看護を提供できるのかしら?」と師長さんから言われました。

すぐに気持ちを切り替えることはできませんでしたが、面接の後確かに
私自身の気持ちは楽になりました。

あらゆる場面で自信喪失することがあります。その時の言葉を思いだし今も支えにしています。

看護師 下川でしたニコニコ











Posted by 自立援助協会スタッフ  at 06:00 │Comments(0)

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