2011年04月18日

利用者さんから教えてもらった「生活リハビリ」

晴れた日、私が訪問すると、玄関で待っていてくださる利用者さんがいらっしゃいます。

右片麻痺の利用者さんですが、出で立ちは、ショルダーバックの斜め掛けに、スコップ、ハサミ等を入れて、ウェストポーチの上に右手肘から先をのせて、ベルクロで固定しています。

庭いじりは、座ったり、立ち上がったりの中腰の連続です。

私は転倒しないように、ほんの少し介助するだけです。

しゃがむ時、麻痺側下肢が内転内旋しないように固定します。

庭いじりが終わったら、ふかふかの芝生の上を歩きます。

ちなみに、私の役目は、大きな穴を掘る時です。

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リハビリテーションとは、多岐にわたる人間らしさの復権を意味するものだと言われています。

その中で、機能訓練はリハビリテーションのなかのごく一部の意味でしかないことがよくわかります。

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「脳卒中を生きる意味」より抜粋です。

「危ないからと言って、やりたいようにやらせてくれない。

好きにやらせてもらえないから、笑えないんじゃない?

保護されるばっかりで、その人らしく生きさせてもらえない。

笑えなかったの。

心を開くことができないの。」

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改めて、体が動くから、心が動くんだなぁと思い知らされる毎日です。


前村



Posted by 自立援助協会スタッフ  at 05:14 │Comments(0)

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