2011年09月22日

手のひら

『手のひらって凄いなぁ…』

小さい頃、そう思いました。
こんにちは、津田です。

例えば人差し指から小指まで、揃いも揃って動く幅はほとんど一緒。
唯一親指だけは手のひら側へ広い動きを見せますが……かっ関節がひとつ無い!?

よく見れば生えてる方向も親指だけ横向きやん(゜ロ゜)

『だからお父さん指なんだ!』

↑これ、偏屈な父を持つ子なりに本気で母に聞いたことありましたσ(^_^;


『神様に参る時、人はなぜ二拍手をするのかな?』

今年その父も亡くなり、祭事で神主さんにこう問われました。

『片手では大きな音は鳴らん。反対の手があって初めて事を成す。これが事無しを得る、つまり有り難うの感謝の気持ちを現しとるんですな。二度も鳴(成)る。有り難いこっちゃ』

さらに、

『指と指も対立しとる。実は何事も事を成す為にはこの対立が必要なんですな。でも見てごらん、根っこは一緒。すこし引いて見てみりゃ皆同じってこっちゃ。戦争を仕掛けとるのは神じゃのうて人間じゃ。いつまでもそれを知らぬして我を通すだけじゃったら世の中なんも変わらせん。だから世の根本は感謝の気持ちがまず大事って言うこっちゃ』

なる程、、

例えば医療や介護の現場でもよく、包括的アプローチなんて言葉をよく聞きます。

利用者の生活を考えればそれぞれの専門家が力を合わせるのは至極当然の事。

裏を返せばこの業界、ひいては私たち従事者にそれが出来ていない事への亡き父からの御忠告かも知れません。

『手のひらって凄いなぁ…』

相も変わらず、そんな事ばかり考えています。







Posted by 自立援助協会スタッフ  at 23:33 │Comments(0)

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