2012年06月14日

『眼差し』

『娘さんが先生にはくれぐれも宜しくと言っておられました!』

佐土原の施設にて、施設長さんから有り難い伝言をいただきました。

こんにちは、津田です。

以前アップした、不穏の為介助者を三人に増やそうかと施設から相談を受けた前頭側頭型認知症の利用者さん。

その後自発運動が安定してくると同時に介助者も減らす事ができ、日常生活においても不穏がほぼ消失。その変化に嬉しくてつい娘さんに電話をして近況報告をして頂いてたようです。

有り難い事です。

私たちはごく限られた時間でしか接する事ができません。そんな中、ひとりの利用者に対して一緒に悩み、一緒に取り組んで頂ける環境があるというのはこの上なく贅沢な事。

私が何をしたと言うのではなく、純粋に施設職員の方々が熱心に取り組んで頂いた努力の賜物だと思います。

一時はドクターから胃ろうを強く勧められた事もあるそうで、

『今となっては開けなくて本当に良かった』

との娘さんの声を両手放しで喜んで話していただく施設長を見て、あらためてこの仕事の素晴らしさを教えられます。

『誰ひとり寝たきりには絶対にさせない』

強く言い切るのは同施設のケアマネさん。

『だって家族だもの』

とおっしゃるその眼差しはとても温かく、しかし同時に一切の妥協を許してくれそうにありません。

家族との約束。

絶対に裏切ってはならないその想いに、微力ながらも本気で尽くしていかなければと、あらためてそう思います。





Posted by 自立援助協会スタッフ  at 21:32 │Comments(0)

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