2013年12月28日

よかったね。

アルツハイマー型認知症、そして両上下肢の筋力低下が見られる女性の利用者さん。
施設に入所されています。
今年の夏、娘さんが利用者さんを家に連れて帰られたとき。
娘さんが利用者さんに「立ち上がろうか」と声をかけたそうですが、立ち上がりませんでした。
引っ張っても抱えてもダメ。
立ち上がるという動作がわからなくなったそうです。その時は娘さんが1人だったため、家族がかえってくるまで、その状態が続いたそうです。
その日以来、娘さんは利用者さんを連れて帰ることを悩んでいらっしゃいました。
それから、筋緊張の緩和やからだを動かしリハビリしてほしいということで、うちに依頼がありました。
訪問の時間には、娘さんがいつも付いてくださいます。
お家に帰るためのリハビリを目的に、開始して2ヶ月が経ちます。
今現在、側方介助にて歩行の際は足の運びが良くなり、体の傾きも見られ、立ち上がりに関しても声掛けしながらスムーズに行えるようになりました。
利用者さんの様子を見て娘さんが、
「年末年始、連れて帰れるわ。一緒に帰ろうかね」
と。とても喜ばれています。
最初利用者さんから拒否がありました。ですが、利用者さんとのコミュニケーションを大事に、主訴に基づいた施術内容でしっかり取り組めていること、リハビリを頑張っている利用者さん、その成果を実際娘さんに見ていただけている環境、すべてに良かった。
年明け、どう過ごされたか伺いたいと思います。

今年もたくさんのことがありました。
喜んだこと怒ったこと哀しかったこと楽しかったこと。
そしてケガ等なく1年過ごすことができてよかった!
今年大変お世話になりました。
来年もよろしくお願い致します(*^^*)


相談員 松元




Posted by 自立援助協会スタッフ  at 08:03 │Comments(0)

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