2015年03月19日

風刺。

『何にもしなくても、全部やってくれますよ♪』

二年ほど前、とあるショールームにてトイレの性能を語る販売員さん。

どうやら今のトイレ、近付くだけでガバッと蓋や便座まで開き、洗浄・脱臭はもちろん乾燥まで何も触ることなく全て自動でやってくれるのだそうな。

こんにちは、津田です。

『で、チ○チンは誰が出してくれるの?』

軽くあしらわれたのは言うまでもありませんが、これだけ性能が良ければ中国人観光客が爆買いするのも頷けます。

遡ること8年ほど前、

《この俺に 暖かいのは 便座だけ》

第一生命のサラリーマン川柳で第2位を獲得した句。

日本が誇るハイテク技術がどんどん進化する一方で、社会を形成する上で最も大切な人と人との繋がりが脆弱になりつつあると危惧されています。

その現代人が抱える社会性の稀薄さに風刺のきいたこの一句。

込み上げる笑いを抑えるのに苦労したのを思い出します。

職責を考えた時、私たちに求められているのはマッサージをしに行くことではありません。

リハビリができれば良いわけでもありません。

その方を支える人々の横の繋がり無くして、生活環境の改善は効率的に為し得るでしょうか。

日常生活において物質的にも精神的にも暖かい時間、空間を過ごしていただくにあたって、社の内外を問わずやはり横との繋がりをもっと大切にせねばと、そう思います。



Posted by 自立援助協会スタッフ  at 21:57 │Comments(0)

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