♪自立援助協会スタッフブログ♪

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先日、施設の方からある相談を受けました、TSU改めTAKAです。（そろそろクドい!?）

話によると、朝、その施設の社長さんから『空の色は何色？海の色は？』と聞かれ、『青』と答えたそうです。
すると『誰が決めた？それが解らない内は介護は出来んぞ！』と言われてしまったそうで、「何が言いたいんやろ社長は？？」なんて相当悩んでる様子(⌒〜⌒)

…なるほど

「じゃあみかんは何色？」
「オレンジ色！(^∀^)ノ」
「ははは♪ハズレ！(^w^)」
「あんたまでなんや！(`ヘ´)」

私なりの解釈に過ぎませんが、みかんはみかん色。つまり社長さんは人が持つイメージと言語表現には差があると言う事を伝えたかったのでは無いでしょうか？

認知症の方、失語症の方、あるいは意識障害のある方しかり。想いや訴えを表現出来ない方々に対してコミュニケーションを図る時、『言語』はあまりにも無力です。

しかし逆に『青リンゴ』といわれても『真っ青なリンゴ』を想像しないように、日常で不具合が生じないのは『青リンゴ』という共通したイメージが言語（あるいは記号）として確立しているからかもしれません。

利用者さんの思考、あるいは訴えをどれだけ的確に読み取る事が出来るか、またどれだけそれに自分が近づき共有出来るか…

それには『言語』という呪縛から少しだけ逃れ、その瞳の奥に写る何かを観察していく努力が必要な時もあるのではないかと思います。

柔らかく、柔らかく。。。

間接的にですが改めてまた、アタマを耕す事の大切さを教わった気がしますo(^-^)o